Q&A

皆様から頻繁に頂戴するご質問やご相談の一部を、まとめてみました。
ご参考になりましたら、幸いです。

相続に関するQ&A

夫が亡くなりました。夫の遺産は不動産のみで、預貯金はほとんどありません。
相続人は、私の他に子供二人がおりますが、現在、私が一人で住んでいます。
が、他にも、実は、前妻との子供がいます。どう対処すべきでしょうか。

前妻との子供との関係にもよりますが、遺産分割協議は避けて通れません。その話し合いにおいて、現在の生活状況をお伝えになり、名義を全譲ってもらうことができればベストですが、個人間ではうまくいかないこともございます。できれば、専門家にご相談になることをお勧め致します。

父が亡くなりました。相続人は、自分を含めた子供3人ですが、父の生前、父より多額の借金をしていた兄が、家族会議の中で、口頭で相続を放棄する旨を発言しました。この発言は有効ですか。

相続放棄の手続きは、生前に行うことはできないため、口頭で放棄する旨の発言があったとしても、法的な効力はございません。ただ、今後行う遺産分割協議の中で、お兄様が任意でお父様の遺産を承継しない旨の発言をなさった場合は、その発言は有効であり、その内容を記した協議書を作成する必要がございます。

妻が亡くなり、相続財産を調べているのですが、どこまで調べればよいのでしょうか。調べる際のポイントなどはありますか。

基本的には、預貯金の通帳やカードをお調べになり、通帳の記帳ができない場合は、相続人であることを示した上、残高の照会請求をなさる必要があります。その他、奥様宛に金融機関や証券会社等からの郵便物がないかどうかをご確認いただき、心当たりの金融機関等に対し、奥様名義の資産を開示していただくよう要請をなさるのがよいでしょう。

夫が亡くなりました。私との間に子供はいませんが、再婚のため、前妻との間に子供がいるはずです。会ったこともないのですが、どうやって調べたらよいのでしょうか。

ご主人様の直近の戸籍から過去の戸籍に遡り、戸籍からお子様の住所を調べる必要がございます。ただ、戸籍の調査は、一般的に難しいと言われていることから、法律職を経由して調査をなさったほうが確実でしょう。

父が数年前に亡くなったのですが、何もせずに、そのまま放置していたところ、かなりの額の借用証が出てきました。とても支払える額ではないので、これから 相続放棄の手続きをしようと思います。どうしたらいいでしょうか。

相続放棄の手続きは、その方がお亡くなりになったことを知ってから3カ月以内に行わければなりません。数年前ということであれば、残念ながら、相続放棄により支払いを免れることはできません。但し、一般の債権は、10年で時効消滅しますので、借用証の日付から10年が経過すれば、その後、債権者から請求を受けたとしても、時効の援用により、支払いを免れることができると思われます。

父が亡くなりましたが、母及び子供を含め、相続人が10人以上います。父の面倒を見た家族もいれば、殆ど父と疎遠になってしまった兄弟もいますが、法定相 続分どおりに配分するしかないのでしょうか。

法定相続分は、あくまでも相続における目安にすぎません。お亡くなりになった方との関係で、特に大きな貢献をなさった方は、寄与分として、多くの配分を求めることも可能です。但し、最終的には、法定相続人全員の同意が必要となり、同意を得られなければ、調停や裁判という大掛かりな手続きも避けて通れません。
争いごとに発展させずに、穏当な形で妥当な配分を行うために、どのような形で話をもっていくかについては、専門法律職に相談をなさることをお勧めします。

遺言書に関するQ&A

子供たちに遺言を遺したいのですが、遺言を遺すと、その後、自分が自分の預貯金を自由に使えなくなってしまうのではないかと心配です。

誤解されがちなことですが、遺言書を遺したからといって、ご自身の財産の利用が制限されることは全くございませんのでご安心下さい。遺言書には、残したい具体的な金銭を金額として記載するのではなく、口座を指定し、お亡くなりになった時点で、指定した口座に残っているものを、指定した方にお受け取りいただくこととなります。

家族仲はいいのですが、自分の資産の殆どが不動産であることから、自分が死んだら、きっちりと分けることはできないと思います。その為に遺言を遺したいのですが、このような場合、どうやってバランスを取ればいいのでしょうか。

まず、不動産を共有名義にすることは、状態を複雑化させますし、柔軟な処分が できないことからお勧めは致しません。そこで、法定相続人のどなたかお一人に、不動産を承継していただくのがよいでしょう。不動産を承継しない方々とのバランスを取るには、承継する方が、承継しない方に対し、一定の現金をお支払いになることなど、いくつかの方法はございます。どのような対処が適切であるかは、一度、財産関係の一覧をお作りになった上で、専門家の意見を求めることをお勧めします。

妻との話し合いで、それぞれが死んだら、自分の財産すべてを配偶者に相続させることとしました。このような内容で、妻と連名で遺言を作成したいのですが・・・。

残念ながら、法律上、同一の書面上に、共同名義の遺言は遺せないこととなっています(民法975条)。これは、遺言は遺す方が、いつでも、その内容を変更できるよう、自由意思が重視されているからです。 ただ、これは、あくまでも書式の形式上の制約であることから、それぞれが、ご質問の内容の遺言を独立した個別の遺言書として遺すことで、目的を達成することは可能です。

子供たちのうち、よく私の面倒を見てくれる者がいる一方で、同じ肉親とは思えない態度を取る子供もいます。当然、親の私としては、全員に同じように相続させるつもりはなく、特定の子供に多く遺してやりたいと思っています。ただ、遺留分を侵害するような遺し方をした場合、かえって、争いごとを誘発させてしまうことにならないか、その点が心配です。

確かに、遺留分は、お子様方に、法律上認められている権利ですので、遺言の内容が、ある方の遺留分を侵害する内容であった場合、侵害された部分についての請求権(遺留分減殺請求権)を行使される場合がございます。そのような事態は避けたいということであれば、本音では遺したくない方に対しても、遺留分の範囲だけは、最低限を保障し、その他の部分を、残したいお子様へ配分する内容のご遺言にすれば、争いのしようがないので安心です。

母が亡くなった後、20年以上も前に母が遺した公正証書遺言が出てきました。
その内容は、相続人全員にとって、あまり望ましいものではなく、相続人全員が、遺言書の内容とは異なる統一見解をもっています。このような場合であっても、やはり、公正証書遺言の通りに配分をしなければならないのでしょうか。

相続人全員の同意がある場合は、遺言書とは異なる内容で遺産を配分することは可能です。このような場合は、改めて、法定相続人全員で遺産分割協議を行い、全員の署名・実印の入った遺産分割協議書を作成する必要がございます。

自分が死んだ場合に、一番心配なのは、財産よりも、むしろ、長年一緒にいるペットの世話の件です。公正証書遺言は厳格なようですが、ペットのことなどを記載していただくことはできませんか。

ご安心下さい。法令に反する内容でない限り、ご遺言を作成なさりたい方のご意向に沿った内容とすることができます。

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